ずわい屋が焼き蟹をおすすめする理由はみっつあります。
- 甘み・旨みが増す。
- こうばしい香りが楽しめる。
- 身がふっくら、ジューシーに仕上がる
"これがいちばん"というカニ通の声も多く聞かれるように、
焼き蟹はカニ本来の風味をしっかり味わえる食べ方です。
未体験の方はぜひいちど試しくださいね。
それでは以下で、おいしい焼き蟹をつくるコツをお伝えいたします。

ボイル蟹を焼くのはNG。旨みが逃げて、美味しくありません。
「焼くだけなんだから、かんたんでしょう?!」
そんな声が聞こえてきそうですが、実は焼くって奥が深い。
魚とおなじ、焼き方ひとつで、美味くも不味くもなるんです。
コツを抑えて、極上焼き蟹をつくりましょう。
コツ1.焼き加減を覚える
 |
| 身が膨らんできたら、焼け頃の合図。 |
基本は
・弱火で
・焼きすぎない
こと。これで身がふっくらジューシーに仕上がります。

* 殻が焦げるようなら、火力が強すぎます。
焼き網で焼く場合は、火加減を調節して、直火があたらないようにしてください。
* 焼きすぎると、甘みが消えて、身が硬くなってしまいます。
「焼き汁がたれて、身がぷっくり膨らんできたら焼け頃」
と覚えておいてくださいね。
コツ2.道具をえらぶ
 |
| 手前から、焼き網屋さんの網、オーブントースター、100均網でそれぞれ焼いたもの。 |
 |
| これが焼き網屋さんの網。 |
手軽なところではホットプレートやオーブンがありますが、
やっぱり直火焼きの味にはかないません。
科学的な理由はわかりませんが、直火焼きのほうが、
ふんわり焼けて、蟹の旨みが際立つんです。
ぜひ、焼き網で焼いてみてくださいね。
ちなみに焼き網は大別すると、100円ショップもの、1000円前後のもの、
そして焼き網職人さんが作るもの(2、3千円前後)の3つがありますが、
果たして焼き上がりにちがいがあるのか?!
実験してみた結果が左です。
ふっくら、甘くなる。
一目でわかるのが、身のふくらみのちがい。
職人さんの焼き網で焼たものは、ぷっくり身が盛り上がっておいしそうです。
実際、甘みが強く感じられました。
一見、網はどれも同じようだけどなにが違うの?
金網辻店主、辻さん
にうかがいました。
「おなじに見えても、網の成分がちがうんです。
いい網はステンレスでできているのに対し、
安い網は寄せ集めの、くず鉄が使われています。」
あぁ、それで、熱伝導がちがうんだ!
(いいものは、蟹の外側だけでなく、中までじっくり熱を伝えるかんじ。)
みえないけれど、確実に存在する大きな差、なんですね。
コツ3.火をえらぶ
カニを焼くと、わりと派手に焼き汁がたれます。
ジュウジュウするのは香ばしくていいんですが、
問題は旨みが流れ出してしまうこと。
そこで、炭火の出番です。
炭火でじっくり焼くことで、焼き汁は最小限に抑えられます。

* 必ず殻つきの足を使ってください。
殻なしだと熱が直に伝わって、焦げてしまいます。